外国人の彼氏や彼女が欲しいという人は多いと思いますが、国際結婚に至る前の外国人との国際恋愛は、思いつかないリスクがあります。
最近の日本の国際化に伴い、日本国内外で、日本人と外国人の国際恋愛が生まれる機会が多くなってきたのは事実です。同じ人間ですから、国籍を越えた愛情が生じることは珍しくありません。
ただ、日本人同士でもうまくいかないことがある恋愛事情。外国人との国際恋愛でも同じでしょう。メリットもあればデメリットやリスクも生じる可能性がある国際恋愛について、今日は考えてみたいと思います。
1.親兄弟姉妹、親族の戸惑い
例えば、自分の日本人の親兄弟姉妹や親族が、自分の子供の恋人が外国人と知ると、人によっては卒倒してしまうかも知れません。恋人を紹介されて、異国の聞いたことのない言語で挨拶をされたら、あなたの家族はまずは戸惑うでしょう。
2.習慣の違い
日本人には、玄関で靴を脱ぐ文化があります。お盆やお彼岸にはお墓参りをし、仏様を大事にしながら、クリスマスにはサンタさんを待ち、結婚式は教会で、と文化がごちゃまぜになっている部分も否めません。
国によっては政治宗教はデリケートな部分があり、日本では常識と受け入れられている火葬も、国が変われば土葬が主流のところもあります。日本の常識が、世界の常識とは必ずしも限りません。広い心を持った関係構築が必要になります。
3.食生活の違い
日本人の食生活は、必ずしも外国人に通用するわけではありません。日本人のソウルフード、納豆は、他国では臭いで敬遠されることがあります。
イスラム教徒の方たちは豚肉を食べないなど、特定の宗教教徒の方たちとの食事は配慮が必要なときもあります。猫や犬を食べる国もあります。日本の食文化が世界共通とは思わないようにして、広く相手を思う食事の取り方を考える必要があります。
4.家族に対する考えの違い
日本人は、とかく他国では勤勉にいそしむ人種に思われています。過労死などという言葉は日本で生まれた言葉です。
家族サービスを削ってまで仕事をする日本人と違い、ほとんどの他国では仕事は規定通り、残業なし、仕事より家族を大事にします。今後のお付きあいで、あなたより母国の家族を優先させる場面もあるかも知れません。
5.男尊女卑
国によっては、男尊女卑の考えがまだ残っている地域もあります。男性をたて、女性は一歩下がって歩く。最近の日本は男女平等が提唱されていますが、一昔前は男尊女卑の考えが根付いていました。
日本で評価されたキャリア・ウーマンも、他国では男性以下の評価になることもあります。越えられない性別の壁があることもあるでしょう。
6.家族の絆
他国では、全ての国ではありませんが、親兄弟姉妹、親族までもが稼ぎ頭の収入に依存することがあります。あなたと、あなたのお付きあいしている方だけの問題ではないことがあることも、頭の片隅にいれておいたほうがいいでしょう。
7.言葉の壁
あなたとあなたのお付きあいしている方とのやり取りは何語でしょうか。あなたは、あなたのお付きあいしている方とあなたの家族との間では、何語でお話しますか。あなたが通訳になっていますか?
同じことは、あなたのお付きあいしている方の親族にも言えます。あなたは、お付き合いしている方の親御さんと会話が成立しているでしょうか。
この先、話が進み、もし結婚となったときに、しっかりと意志疎通ができるかどうかは、大きな問題となることがあります。
言葉やコミュニケーションはとても難しく、日本人同士でも日本語で通じ会えないときがありますよね。それを外国人の方と行うのですから、日本人同士以上の困難さは容易に想像できます。今後長いお付きあいをお考えでしたら、言葉の壁は早いうちに低くしておきたいものです。