ブラジル人との彼、アントニオとの出会いは突然でした。
よく行くスポーツジムのジャグジーで声をかけられました。
ぽっちゃり体型だった私は、なぜか日系ブラジル人やブラジル人達に好まれました。
どうやら、ブラジルではおしりの大きな女性がモテるとか。
最初は、アントニオからの熱い視線を感じたので挨拶したらブラジル人だとわかり、簡単なポルトガル語を話したらすごく喜んでくれました。
たまたま、ブラジル人や日系ブラジル人が多くいた会社で働いていた時期があったので、何とかコミュニケーションは取れました。
ブラジルから出稼ぎに来ていたアントニオは、私のつたないポルトガル語に感激して、ジムの外で会おうと言われました。
いきなりなので、友達からとその場はお茶を濁しました。
毎週水曜日にアントニオはジムに行くみたいなので、私はとりあえずジムで会うようにしました。
シェイプアップに行くのか、アントニオに会いに行くのかわからなくなりました。
アントニオは、痩せなくていいよ、でもあなたに会えて嬉しいといつも言われました。
何度か会うようになり、アントニオの人柄にも惹かれていく自分がいました。
しかし、ブラジルに住むおじいさんが倒れたとの知らせを受けたアントニオは急きょブラジルへ帰国しました。
必ず日本に帰るから、と約束しました。
私は彼を待ちます。
S.Yさん(女性)