現在も独身のアラフォー男性です。
十年以上も前ですが、頻繁に中国出張をしていた時期がありました。
まだ結婚なんて考えていなかったときに、突然、出逢いがありました。
お相手のかたは中国のかたで、一般的にはいろいろと政治的なものや感情的なしこりがあるので、自分も当初は身構えていました。
駐在員、出張者の方のお話を聞くと、やはり色眼鏡で他人を判断してしまうんですね、彼女にはそれが感じられたようです。
その彼女は日本語が話せないけど、一生懸命英語で話してくれました。自分も学生時代に勉強した英語と漢字ノートで必死にコミュニケーションをとりました。
学生時代のころより英語を必死に覚えたし、漢字も駆使しました。
最初のころは出張した期間に一緒にご飯食べるだけだったのですが、長期休暇で観光地巡りの通訳をかってでてくれ、一気に親密になりました。
帰国するときは空港まで送ってくれるのですが、バイバイも言えないくらい泣きじゃくり、一緒に見送りに来てくれた友人に後をまかせ、後ろ髪を引かれる想いで飛行機にのります。
逢えないときはskypeで繋がっている時間が嬉しくて、次の逢える日にちを二人で指折り数えたり。
国債恋愛ってあのどうしようもない物理的な距離があるから燃え上がるんでしょうか。
その後、日本人のかたとも恋愛をしましたが、あの狂おしい感情はその時だけでした。
T.Sさん(男性)